令和6年の立春を迎えて
皆様、お元気に新年をお迎えのことと存じます。
令和6年1月1日に発災しその後も大きな余震が続いている「能登半島地震」は他人ごとではなく、心からのお見舞いと皆様のご健康を祈念申し上げます。
一日も早い復旧を祈りながら、宮城県看護協会も長期的支援をしてまいりますので、皆様のご協力をお願い申し上げます。
昨年は新型コロナウイルス感染症が収束しないまま9月頃よりインフルエンザも流行しはじめ、制限が長引く中で患者さんに向き合い支えてくださっている頼もしい皆様の姿に大いに力を得ております。長期にわたるご尽力誠に有難うございます。
さて、厚生労働省が12月に発表した令和6年度の看護関係予算案の概要を見ますと、特定行為に係る看護師の研修制度の推進に、看護職確保対策の推進を図るための中央ナースセンター事業に、そして外国人看護師候補者学習支援事業に力が入っているようです。
宮城県看護協会も支部のみならず行政・学校等多方面の皆様とともに、看護職の資質向上と看護職の確保対策を一屑強化するとともに、看護の魅力発信に更に努めてまいりたいと考えております。
この2月14日(水)には日看協主催の「日本看護サミット2023」が東京国際フォーラムで開催されます。テーマは「地域社会を支える看護職への生涯学習支援」。人生100年時代、看護職として磨いてきた経験(実践知)を後輩に伝え、自分に自信をもって仕事をし続けてほしい、やりがいのある素晴らしい看護の仕事を長く続けてほしい、と願っております。そのためにもお誘いあわせて会場に足を運んでみませんか。
そして、ナイチンゲールの誕生日に合わせた本年の看護週間は5月12日~18日です。
看護週間には様々な催し物が予定されていますが、昨年は県内42施設が「ふれあい看護体験Jに協力し、中・高校生454名にご参加いただきました。参加した学生からはモチベーションが上がって看護職になりたい思いが強くなった、という感想が多く聞かれています。ご協力くださいました皆様に篤く感謝申し上げます。本年もより多くの職場にご協力いただき、学生にも参加してもらえますようにと願っているところです。また、「看護の出前授業」は昨年は中学・高校7校に伺い570名ほどの方に受講していただきましたので、本年はさらに多くの学校、多くの学生に看護の仕事の魅力を伝える機会となることを顧っているところです。
梅のつぼみもほころびはじめ、春もすぐそこですね。皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたしております。
公益社団法人宮城県看護協会
会長 石井幹子