令和7年の立春を迎えて
令和7年の立春を迎え、皆様にはご清祥のこととお喜び申し上げます。
宮城県看護協会には四季桜とソメイヨシノの2本の桜の木があり、半年は花が咲いていてます。11月頃より可憐に花を咲き続ける四季桜、春の桜のような華やかさはありませんがすがすがしい桜です。
さて、令和6年は1月の能登半島地震や9月の豪雨被害に人々が心を寄せあった年でした。
災害支援のあり方や備蓄についても見直しが進みました。そして、多発する犯罪に、治安のよい国という信頼が揺らいだ年ではなかったでしょうか。
県内の多くの看護の職場から聞こえてくる声は人手不足でした。看護協会の知事要望を受けて
宮城県医療人材対策室では看護師等確保対策検討会を開催しています。今後の就労人口の減少も見据え、まずは看護学生の意識と職場の現状の把握に努めていただきましたので今年に期待しているところです。
また、県南地域の看護職確保に向けて県より事業補助を受け勉強会等を開催いたしました。
情報は主にSNSで発信することが有効な手段の時代。まずは自覚していない自分の職場の魅力に気がつくことからと学び、参加してくださった方々からはまだまだやれることがある、という前向きな声が聴かれています。ナースセンターを中心に補助者の仕事のP.Rにも努めております。
令和7年は、人材確保と同様に大事な、働き続けられる職場環境づくりのために各職場と連携を取りながらしっかり取組んで参ります。
本年も皆様のご支援ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。
これまでの巳年を振り返りますと困難を乗り越え新たな段階に進んだ、そのような年であったようです。変革し成長していくその過程において皆様にご多幸が次々と訪れますようにと祈念しております。
ご寄付を頂戴いたしました
母の看護へのおもいを形にと、ご子息様より遺産の100万円をご寄付いただきました。
佐々木千枝子様は若柳病院に勤務され、結婚後は地域でパートの看護師としてまた学校検診などに従事され、いつも看護の心で人々に接していらしていたそうです。
ご寄付を誠に有難うございます。千枝子様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
公益社団法人宮城県看護協会
会長 石井幹子