公益社団法人 宮城看護協会

仙台南支部

支部長あいさつ

仙台南支部長
宮川 裕子

今年度より仙台南支部の支部長を拝命致しましたJR仙台病院の宮川です。どうぞよろしくお願い致します。コロナ禍3年目となり、現在も各現場におきまして対応に従事されております看護職・管理者の皆様には心より感謝申し上げます。仙台南支部には約1800名を超える会員がおり、12支部の中で3番目に大きな支部です。昨年度までは新型コロナウィルス感染症の影響により支部活動の自粛や中止を余儀なくされておりましたが、リモートの活用等、新たな形を取り入れながら活動を実施してきました。今年度も感染状況を注視しながら地域の課題を共有し、看護職連携を強化していくための活動を進めて参りたいと考えています。例えば、感染対策を含めた各施設における現状やニーズの把握を行いながら研修や交流の場を通して、顔の見えるネットワーク作りを促進して参りたいと考えています。役員・委員の皆様と協力し支部活動を進めていく所存ですので、会員の皆様のご支援とご協力をよろしくお願い致します。

事業計画・事業報告

令和6年度 仙台南支部事業計画令和5年度 仙台南支部事業報告

支部総会

2024年度 宮城県看護協会仙台南支部通常総会資料

2023年度 宮城県看護協会仙台南支部 総会議事報告

広報

仙台南支部だより 第76号仙台南支部だより 第75号仙台南支部だより 第74号仙台南支部だより 第73号

研修会

はればれ健康フェスタ オンラインセミナー
令和5年9月10日(日)
看護協会共催 講演テーマ:「より長く『口から食べる』を実現するために大切なこと」
講師:JR仙台病院 摂食・嚥下障害看護認定看護師 高橋 菜穂

令和5年度 はればれ健康フェスタ(Youtube) ※公開終了しました

 


仙台南支部 教育委員
仙台市立病院  野田 美淑

「2024年度 宮城県看護協会 仙台南支部研修会報告」

 2024年度宮城県看護協会仙台南支部通常総会後、南支部研修会を開催致しました。群馬県立県民健康科学大学准教授の服部美香先生を講師にお招きし、「病院に就業する中堅・ベテラン看護師の学習ニードと研修への動機付け」というテーマでオンラインでのご講演を頂きました。

講演では、先生の研究結果を基に、就業年数を5年ごとのグループで分けた、各段階の学習ニードと、直面する問題の背景と特徴についての分析結果が示されました。就業年数10~14年の中堅看護師は、一連の業務を会得し、社会からより高い評価を得たい時期ではあるが、結婚・出産に関連した離職・復職といったライフイベントの変化が重なる時期でもあり、日常的に困難な問題に直面しながらも学習意欲が低く、人生の過渡期において葛藤やジレンマの時期にも直面している。最も学習の要望が高い年代は就業年数15年~19年で「最も頻繁に解決困難な問題に直面しており、学習の要望が高い」、就業年数20年~24年では「解決困難な問題に直面していなくとも、危機管理能力意識により学習の要望が高い」という結果が示された。一方で、院内研修が自身の学習ニードと一致しないと考えている中堅・ベテラン看護師が多いという結果も示され、アンドラゴジーに基づいた研修企画の重要性が確認されました。

講演後のアンケートでは「業務の核となる中堅・ベテラン看護師の学習ニードの背景と特徴をよく知ることができた。」「今回の講義をもとに、院内研修企画の参考にしたい。」「習慣的で固定概念が強く新しいことを受け入れられない、プライドが高い、学習意欲が低い、中堅・ベテラン看護師における行動変容や教育の難しさや対応についてのアドバイスもあり大変参考になった。」などの意見がありました。各施設における、中堅・ベテラン看護師の継続教育課題についての一助を担う、大変貴重な講演会となりました。

活動報告

令和5年度 看護管理者ネットワーク会議

一般財団法人 広南会 広南病院 小川志保

 令和5年12月8日(金)、JR仙台病院研修室にて看護管理者ネットワーク会議を行いました。多忙な業務の中、病院、訪問看護ステーション、地域包括支援センターなど、役員を含め14名の看護管理者の方々に参集いただきました。
はじめに仙台北支部主催のオンライン講演会「第8次宮城県地域医療計画について」を聴講しました。宮城県保健福祉部の2名の先生方に、宮城県の医療の現状、それぞれの課題と取り組み、看護職員の確保対策などについてご講演いただきました。良質な医療が適切に提供される医療提供体制の確立のため、どのような医療計画が組まれているかは、看護管理を行ううえで必要な情報であり、各領域でどのようなことが望まれているのかを知る機会となりました。
その後2グループに分かれ「地域連携における自施設の課題と取り組みについて」をテーマにグループワークを行いました。病院や地域におけるACPの取り組みや、病院から地域に向けての患者のADLの共有における課題などが見え、有意義なワークになりました。
病院完結型医療から地域完結型医療の構築が求められている今、各領域の看護管理者が看看連携を強化することは、看護の質向上や地域全体のケアの質向上につながっていくと言われています。顔と顔を合わせてお互いの課題を語り合うことで、些細なことでもすぐに情報を共有できる関係づくりを図っていくことが大切だと実感することができました。今後もこのように看護管理者が集う機会を設け、看護師だけではなく他職種も含めた連携の促進に寄与していきたいと思います。

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