看護協会では東日本大震災で災害支援ナースを県内各地の避難所に派遣し、24時間体制で常駐して支援を行いました。
被災者の急病への対応や感染症の拡大の予防、不安への傾聴、環境整備、日常生活援助など多岐にわたり、刻々と変化する被災者のニーズにあわせて柔軟に対応しました。
・宮城県内の災害支援ナース 134名 (延べ395名)
・宮城県外の災害支援ナース 580名 (延べ2338名)
災害支援活動の主な内容
- 生活環境への支援
・冷暖房などの温度調整や換気、照明、騒音の配慮
・居室・トイレの清掃、ゴミの始末
- 食生活への援助
・高齢者、乳児、体調不良や消化器機能の低下している人、高血圧や糖尿病・透析患者等慢性疾患をもつ人に対する食事メニューの調整
・水分補給への援助
・食事介助
- 保清・排泄への援助
・介助を要する人に対する入浴介助
・入浴できない人への清拭・洗髪
・おむつ交換等の排泄介助
- 睡眠・プライバシーの確保に対する援助
・不眠やストレスへの原因の把握
・個人スペースの確保
・更衣室・静養室の確保
- 活動に対する援助
・基本的生活リズムを整える
・運動不足解消のため活動の場の確保
・多目的スペースの確保
- 精神面への援助
・災害ストレス反応への理解を示す
・話し相手になる
・定期的な巡回相談、声かけ
・交流の場作り
- 健康管理
・被災者の健康チェック「バイタルサイン」「睡眠状況」「食事摂取状況」「内服薬に関する状況」「住居の状況」など一人一人具体的に行う
・災害関連疾患(腰痛、エコノミー症候群など)への対応
- 感染予防
・風邪、インフルエンザ、食中毒、下痢、嘔吐、小児感染症
・手洗い、うがいの励行、換気
・予防接種の情報提供、声かけ
・賞味期限の確認、食べ残しの食品の管理
- 二次災害予防
・避難地区、避難方法の確認
・盗難他
宮城県看護協会のこれまでの災害支援活動
東日本大震災
看護協会では東日本大震災で災害支援ナースを県内各地の避難所に派遣し、24時間体制で常駐して支援を行いました。
被災者の急病への対応や感染症の拡大の予防、不安への傾聴、環境整備、日常生活援助など多岐にわたり、刻々と変化する被災者のニーズにあわせて柔軟に対応しました。
- 宮城県内の災害支援ナース 134名 (延べ395名)
- 宮城県外の災害支援ナース 580名 (延べ2338名)
令和元年東日本台風
丸森町・大郷町・大崎市鹿島台の避難所計4箇所への災害支援ナース派遣を行い、また宮城県医師会との協定に基づきJMATの一員としても看護師を派遣しました。
- 宮城県内の災害支援ナース41名(延べ123名)
- 宮城県外の災害支援ナース52名(延べ208名)