看護職は、多様化する地域住⺠のヘルスニーズに応え、より質の⾼い包括的、組織的な看護サービスを提供することが求められています。また、個々の看護職者は専⾨職として、倫理的責任を持ち、科学的根拠に基づいた質の⾼い看護を提供するために⾃らの責任において、⽣涯にわたり能⼒開発に努める責務があります。このため、公益社団法⼈宮城県看護協会は、専⾨職業⼈として看護サービスにおける質の維持、向上を⽬的としたキャリア開発や⾃律を⽀援します。
看護職が看護専門職として、主体的に知識・技術・態度を習得し、看護実践能力の向上を図り、多様化する社会のヘルスニーズに柔軟に対応できるよう支援します。
1)看護実践に必要な知識・技術・態度を習得する
2)看護実践におけるリーダーとしての必要な知識・技術・態度を習得する
3)社会のニーズや医療の進歩に対応できる専門能力を養う
4)臨床実践における課題を解決するための研究的態度・科学的思考能力を高める
○専門的・倫理的・法的な実践能力
・アカウンタビリティ
・倫理的実践
・法的実践
○臨床実践能力
・ニーズをとらえる力
・ケアする力
・協働する力
○リーダーシップとマネジメント能力
・業務の委譲・移譲と管理監督
・安全な環境の整備
・組織の一員としての役割発揮
○専門性の開発能力
・看護の専門性の強化と社会貢献
・看護実践の質の改善
・生涯学習
・自身のウェルビーイングの向上
○新人看護職員研修責任者研修
○保健師職能
○助産師職能
○看護師職能
○特定行為
宮城県看護協会では、2023年6月に日本看護協会(以下JNA)が策定した「看護職の生涯学習ガイドライン」に基づき、生涯学習の支援に取り組みます。
本ガイドラインでは、これまで活用されていた「看護師のクリニカルラダー(JNAラダー)」の4つの能力(ニーズをとらえる力、ケアする力、協働する力、意思決定を支える力)を拡張した新たな「看護実践能力」が策定されました。新たに拡張された能力として【専門的・倫理的・法的な実践能力】【臨床実践能力】【リーダーシップとマネジメント能力】【専門性の開発能力】が追加されています。
また、習熟段階(ラダー)には“新人”の項目が設置されました。
「看護職の生涯学習ガイドライン」詳細につきましては、日本看護協会ホームページをご参照下さい。
新人
必要に応じ助言を得て実践する
レベル1
標準的な実践を自立して行う
レベル2
個別の状況に応じた判断と実践を行う
レベル3
幅広い視野で予測的に判断し実践を行い、ロールモデルとなる
レベル4
より複雑な状況において創造的な実践を行い、組織や分野を超えて参画する